ニュース

米商務省は、中国から輸入される黒鉛(グラファイト)について、暫定的に93.5%の反ダンピング(不当廉売)関税を課した。電池の重要な材料である黒鉛に対する不当な補助金を理由に挙げている。
米商務省は17日(現地時間)、電気自動車用バッテリーの主要原材料である中国産高純度黒鉛に93.5%の関税を課すと発表した。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は同日、この報道を引用し、自動車価格が1,000ドル(約14万8,659円)以上簡単に上昇す ...
【北京時事】中国の王文濤商務相は18日、北京で記者会見を開き、米国との貿易戦争に関し、「中国は戦いたくないが、戦うことを恐れていない」と強調した。米国による対中関税の再引き上げをけん制した格好だ。
14日にトランプ米大統領が表明した対ロシア制裁の方針は、実行されれば、大量の露産原油を輸入している中国やインドを直撃する。ロシアが50日以内にウクライナとの停戦合意に応じなければ、米国は、ロシアと取引する国に「2次関税」として100%の関税を課す構え ...
中国国家統計局は15日、同国の4~6月期の国内総生産(GDP)が前年同期比で5.2%増加したと発表した。アメリカのドナルド・トランプ大統領による関税措置や、不動産市場の長引く危機的状況にもかかわらず、予想を上回る伸びを記録した。
中国のことし4月から先月までのGDP=国内総生産の伸び率は、去年の同じ時期と比べてプラス5.2%となりました。長引く不動産不況や、アメリカのトランプ政権による関税措置などの影響で、伸び率は前の3か月を下回り、景気の減速傾向が示されました。
米中の関税政策が中国でビジネス展開する米国企業の最大の懸念事項になっている。中国に進出する米企業で構成する米中ビジネス評議会(USCBC)が16日発表した調査報告書によると、75%の企業が関税の影響で中国での製造コストが上がったと答えた。米中関税の緊 ...
中国経済は「トランプ関税」の打撃を吸収し続けることができるのか。15日発表された2025年4~6月期の国内総生産(GDP)成長率は高水準を維持したが、米中対立の先行きは予断を許さない。事業者の対応を探ろうと、中国有数の貿易拠点を訪ねた。
中国の税関総署が14日発表した6月の 貿易統計 (ドル建て)は、米国向けの輸出額が前年同月比16.1%減の381億ドル(約5兆6千億円)となった。減少幅は5月の34.5%減から縮小したが、大幅減が続いた。
中国の習近平国家主席が人民元の基軸通貨化を目論むにあたって、よもやドナルド・トランプ米大統領ほど理想的な引き立て役を想定することはできなかっただろう。2013年に習近平体制が本格スタートして以来、人民元の国際化は最優先課題とされてきた。推進 ...
中国国家統計局が15日発表した4〜6月期の実質国内総生産(GDP)は、米国との関税戦争の影響により前年同期比5・2%増と1〜3月期と比べて減速した。足元では5月の「一時停戦」を受けて一息ついている中国経済だが、予見不可能なトランプ米政権を前に先行きの ...
7月8日、中国はトランプ米政権に対し、8月に中国に対する関税を再び引き上げることで貿易摩擦を再燃させないよう警告した。写真は中国と米国の国旗。2022年1月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic) ...