JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」とファーストリテイリングのカジュアル衣料品ブランド「ユニクロ」。前者は非日常の体験を売り、後者は日常品。客層も価格帯も異なるが共通点はある。日本発で新市場を開き、世界の客をつかまえたこと。既存商品を「嫌い」な ...

1990年の入国管理法改正、93年の外国人技能実習制度の導入を契機に日本国内で南米やアジア諸国の出身者が増えた。年月を経て若い世代の層が厚くなるなか、日本社会に生きづらさを感じている人は少なくない。NPO法人愛伝舎（三重県四日市市）は外国にルーツを持 ...

土を盛り上げてつくられた古墳。日本国内に約16万基あり、コンビニエンスストアの数よりはるかに多い。こんもりした小山で素っ気ない印象があるかもしれないが、近年は築造当時の姿に復元したり、多数の埴輪の行列や独特な石室をアピールしたりと、往時の様子や歴史を ...

社名には様々なパターンがある。創業者の名前を冠したり、ビジョンを示したり……。菅野奈津子さん（46）は2022年、宮城県気仙沼市で起業した際、自身の願いをストレートに会社の名前とした。その名も「株式会社　女性が働きやすい会社」。子育て中の女性など、現 ...

天気予報でおなじみの気象衛星「ひまわり」が、農業や環境保護に欠かせないインフラに進化しつつある。千葉大学などの研究グループは、ひまわりが得たデータから、植物による光合成の状態を1キロメートル四方単位で30分ごとに推定する手法を開発した。植物の活動の変 ...

インバウンド（訪日外国人）の増加、海外でのJ-POP人気など日本のコンテンツへの関心が高まっている。円安などに伴う一時的な現象なのか、新たな日本ブームの幕開けなのか。キーワードは日本に特別な興味と関心を抱く人を表す「ウィーブ」だ。「ウィーブが日本を救 ...

時代の大きなうねりをしみじみと実感した先の参院選でした。本コラムは「SPORTSデモクラシー」というテーマを掲げており、その背景は「スポーツを題材に民主主義を再考する」という壮大なチャレンジ。参院選を振り返りながら、近年の政治とスポーツとの関連を掘り ...

「言葉は人間だけのものじゃない」。鳥類を長年研究してきた鈴木俊貴さんは、小型鳥類のシジュウカラが独自の言語を使って会話していることを突き止めた。鳥には鳥の言葉がある。その事実の発見は「動物言語学」という新たな学問領域の創設を導いた。すずき・としたか　...

工具大手のOSGは主力製品でねじ穴をつくる工具「タップ」の世界シェアを2030年までに足元の3割強から4割に高める。製品開発を加速するとともに、成長著しいインドや南米などの市場も開拓する。米関税政策の影響が懸念されるなか、大沢伸朗社長は「毎年10品目 ...

社会保険料が高すぎる――。先の参院選では手取りの増加や保険料引き下げが論点になった。少子高齢化が主因だが、給付のムダが保険料の上昇を招いている面もある。介護分野では報酬の上積みを狙う事業者が、シニア向け住宅の入居者に過剰なサービスを提供する事例がなく ...

ロボットというと、頑丈な鋼のマシンを想像するだろう。残念なことに、まさにその特性のために地球はいま、極めて分解されにくい電子ゴミで埋め尽くされそうになっている。だがこうした機械が生物のように腐敗して消滅するよう設計されていたらどうだろうか。

【バンコク=井上航介、プノンペン=新田祐司】タイの首都バンコクで2日、カンボジアとの国境紛争でタイ国軍を支持する大規模な集会が開かれた。両国は7月末に停戦したものの、集会の参加者らは戦闘の継続などを訴えた。国内は紛争に反対しにくい雰囲気が広がっている ...