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モザンビーク北部のニアッサ特別保護区に設立した「マリリ環境センター」が過激派組織「イスラム国モザンビーク州」(IS-M)に襲撃された。「ニアッサ肉食動物プロジェクト」で大型肉食動物の保全に取り組む保全生態学者のコリーン・ベッグ氏のスマートフォンにその ...
1996年、言語学者のマルヤ・リーサ・オルトゥイス氏は難しい選択を迫られた。生まれたばかりの娘にフィンランド語で話しかけるべきか、それとも、消滅の危機にある先住民の言語イナリ・サーミ語で話しかけるべきか。
マリリ環境センターのスカウト、フェルナンド・パウロ・ウィルソン氏。2021年11月にIS-Mが初めてニアッサに侵入した後、テロの脅威から保護区を守るために、氏はセンターから離れた場所にフィールドキャンプを設置した。写真はこのときに撮影したもの。ウィル ...
男性が子どもたちのすぐそばで暮らす文化では、争いごとを好まず、戦争を始める可能性も低い傾向があることに人類学者たちは昔から気づいていた。その理由の一つが、これらのホルモン変化によって生まれる共感や理解なのだと、米カリフォルニア大学デービス校の名誉教授 ...
東カリブ海の島国バルバドスは大西洋奴隷貿易における主要な玄関港だったが、そうした歴史はしばしば見過ごされてきた。そんな状況を変えようというのが、2025年にオープン予定の「バルバドス歴史地区」だ。場所は奴隷として連れてこられた多くのアフリカ人が眠る埋 ...
メキシコサラマンダー(ウーパールーパー)の驚異的な再生能力について「私たちは設計図を手に入れました。四肢を成長させる遺伝子も特定しています」と研究者。日々進化する遺伝子編集技術で、これら遺伝子のオン・オフを切り替えられるようになるかもしれない。
1870年代、パリの遺体安置所には高級ブティックのような高価なガラス張りのショーウィンドウがあった。ガラスの向こうに並んでいたのは身元不明の遺体たちだ。大理石の安置台はガラス窓に向かって傾き、外から遺体が見えやすいようになっていて、遺体の腐敗を遅らせるためにいつも上から水が少しかけられていた。
長距離ランに出かけようとシューズを履いたとき、スペイン、バスク大学の神経科学者カルロス・マトゥーテ氏は、科学的な大発見をしてやろうと考えていたわけではない。しかし、1キロ、また1キロと走る中で、氏の頭の中にはある疑問が繰り返し浮かんできた。「ためたエ ...
米シュミット海洋研究所の調査船ファルコー2号がまたもや驚きの報告をもたらした。南極周辺の極寒の海のみに生息する希少な深海イカであるナンキョクテカギイカ(Gonatus ...
ジフェンヒドラミンは、数多くの市販薬に有効成分として含まれている。もとはアレルギー症状の予防と治療のために承認された薬だが、現在では、乗り物酔い、不安、かぜの諸症状、吐き気、不眠、さらにはパーキンソン病など、幅広い目的に使われるようになっている。
科学者たちは、自然に触れると心が癒やされることを知っている。屋外に出れば体が活発になり、森に入れば ストレスや心拍数、血圧 が下がる。鮮やかに咲きほこる野の花々を見れば、 畏敬の念 ...
体長約2.5メートルのこのメスは、少なくとも7200キロを超える壮大な旅を成し遂げていたのだ。知られている限り、この種では最長の移動距離で、オオメジロザメが2つの海を泳いだことが記録された初めての事例だった。5月8日付けで学術誌「Ecology」に発 ...