Nieuws

日本中世文学を専門にする藪本勝治氏の新刊『吾妻鏡』(中公新書)は、衝撃的な研究書だ。鎌倉幕府の正史とされるこの書は、記述の信憑(しんぴょう)性を巡って江戸時代から疑問が提示されてきたが、著者は八代国治(やしろくにじ)の『吾妻鏡の研究』(1913年)以 ...
今年生誕100年を迎えた三島由紀夫については、夥(おびただ)しい評伝や評論が書かれている。そんな中で、思想史家・評論家、橋川文三(1922~83年)の『三島由紀夫』(中公文庫)は、昭和精神史の中に三島由紀夫を置き、その人と文学の核心に迫るものだ。
ホワイト牧師は、トランプ政権下で「信仰が排除されることはない」と強調し、「信仰は常にあるべき場所へ戻された。それは中心である」と語った。
27日には武井武雄の生涯と作品を紹介する講演会が行われ、武雄の故郷にあるイルフ童画館(長野県岡谷市)の山岸吉郎館長が講演。武雄が関わった児童雑誌「コドモノクニ」の表紙絵や挿絵を「モダンでシュールな感じできれいな絵を描いている」とし、武雄は「本をひとつ ...
日本が先の大戦で敗戦してから今年で80年。戦後の米占領下で施行された日本国憲法は一度も改正されていない。憲法記念日に合わせ、国際経済政治学者の山下英次大阪市立大学名誉教授に現行憲法の問題点や改憲できない理由などを聞いた。
アオオサムシは甲虫の仲間。「オサムシ科」に分類される。アオオサムシといっても、色はブルーではなく、深緑が多い。翅(はね)は退化したので、飛ぶことができない。結果、各地域で色が微妙に異なる。
日本国憲法が施行されて78年を迎えた。今年戦後80年を迎えるわが国は、講和条約により独立を回復してから73年を経るが、ポツダム宣言受諾のまま軍を持っていない。周辺地域の軍事的脅威は高まっており、独立国にふさわしい国防規定を憲法に明記すべき ...
歌舞伎の尾上菊之助さんが八代目尾上菊五郎、息子の丑之助(うしのすけ)さんが六代目菊之助を襲名した。菊五郎は市川團十郎と並ぶ江戸歌舞伎の大名跡。人間国宝の父はそのまま七代目菊五郎を名乗る。
京都の南に位置し、神社仏閣や緑茶の生産地として知られる宇治市。10世紀に建てられた仏教寺院の平等院には、天下泰平の象徴とされる鳳凰を冠した鳳凰堂が優美な姿を見せる。境内のノダフジやツツジもちょうど見ごろである。隣接する「鳳翔館(ほうしょうかん)」は平 ...
「あまりの苦痛に耐えられずトイレに逃げ込むと、合鍵で扉を開けられ引きずり出された」と当時の様子を語る。通常考えられないような状態が2週間も続くと、互いに異様な心理状態に陥り、「いっそ窓から飛び降りよう」と思わせるほど紫野さんを精神的に追い込んでいった ...
4月中旬の5日間、中国の習近平国家主席はベトナム・マレーシア・カンボジアの東南アジア3カ国を歴訪した。米中貿易戦争の最中、米国の相互関税発動(90日間休止)の対象となっている東南アジア諸国を訪問することでタッグを組んでトランプ米政権に対抗しようとのも ...
【パリ安倍雅信】欧州歴訪中の城内実経済安全保障担当相は30日、ベルギー・ブリュッセルの欧州連合(EU)欧州委員会本部で、シェフチョビッチ欧州委員(通商・経済安保担当)と初会談した。中国による台湾侵攻の可能性やウクライナ紛争の脅威にさらされる日本とEU ...