フェルスタッペンはダウンフォースを削り、トップスピードを重視したセッティングのマシンでスプリント予選で2番グリッドを獲得。スプリントレースではスタート直後にポールシッターのオスカー・ピアストリ（マクラーレン）を抜き去ると、その後もストレートスピードを武器に抑えきり、トップチェッカーを受けた。

2025年F1第13戦ベルギーGP予選で、角田裕毅がレッドブル昇格後自己最高位となる7番手を記録した。その裏には、新チーム代表ローラン・メキーズ率いるレッドブルが下した「リスクを取った決断」があった。

レッドブル・レーシングの新たなチーム代表に就任したローラン・メキーズは、角田裕毅の潜在能力を疑うことなく、間もなく彼が「真価」を発揮するのは間違いないとして、大きな期待を寄せた。

レッドブルは過去18ヵ月間で競争力が低下しており、スタードライバーであるマックス・フェルスタッペンの長期的な将来に疑問符がついている。そんな中でメキーズは、低迷したジャガーからチームを引き継いで再建し、2度の黄金期を築いたホーナーの後任という、難しい役割を担うことになる。

メキーズはアロウズでF1キャリアをスタートさせ、その後ミナルディに移籍。そのミナルディでは、マーク・ウェーバーやジャスティン・ウィルソン、クリスチャン・アルバース、そしてゾルト・バウムガルトナーらのレースエンジニアを務めた。