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大船渡市の三陸・大船渡夏まつり実行委員会(委員長・米谷春夫㈱マイヤ会長)は29日、令和7年度総会を盛町の大船渡商工会議所で開き、本年度のまつり事業計画などを決定した。日程は8月1(金)、2(土)の2日間。2日の市民道中踊りは、ここ数年実施場所としている県道丸森権現堂線に加え、港湾側につながる道路も活用するなど、区域を拡大する方針。花火大会は、大規模林野火災の「復興祈念」と位置づけ、地元外からも広く ...
大船渡市三陸町綾里の地区運営組織・綾里地区まちづくり委員会の設立総会は28日夜、綾姫ホールで開かれた。住民ワークショップで取りまとめた方向性を反映した地区づくり計画書では「未来へとまっすぐつなぐ綾里愛」を掲げ、地区公民館やまちづくり委員会、助け合い協議会の各活動を一体化させる。8月には、20代〜30代の若者が中心となり、コロナ禍以降途絶えていた「綾里夏祭り」の復活を目指す。 総会には、地区内各組織 ...
大船渡市内の小中学校で今月から、学校給食を通じた地産地消の推進や地元の魅力を伝える「OEC(おいしい)給食」が提供されている。市内3カ所の給食センターまたは共同調理場と生産者、事業者らが連携し、地元産食材や市内で加工された食品を中心とした特別メニューを児童、生徒らに定期的に提供。29日は大船渡北小学校(金野晋校長、児童108人)で関係者らが参加してのお披露目会が開かれ、児童らが地元産のおいしさや魅 ...
大船渡市三陸町吉浜の吉浜漁業協同組合(寺澤泰樹組合長)は28日朝、吉浜湾内の定置網漁場で今季初の網起こしを行った。昨年8月に発生した急潮によって、経営する2カ統の定置網や資材などが流される被害を受けながらも、まずは1カ統を復旧させ、この日は約9カ月ぶりの操業となった。市魚市場に水揚げした乗組員らは、仕事ができる喜びを胸に懸命に作業にあたりながら、さらなる漁況充実に力を込めた。残る1カ統の復旧作業も ...
公益財団法人日本財団(笹川陽平会長)のアスリートによる社会貢献活動推進を目的とした「HEROs」の災害支援チームは28日、大船渡市大規模林野火災にかかる復興支援活動の一環で、赤崎町の赤崎小学校(高室敬校長、児童110人)を訪問し、スポーツを通して児童らに元気を届けた。 HEROsは、アスリートによる社会貢献活動を推進することで、スポーツでつながる多くの人の共感と行動の輪を広げるため、アスリートに活 ...
大船渡市大規模林野火災で延焼した三陸町綾里や赤崎町の土砂災害警戒区域で、大雨時に土石流の発生増加が懸念される中、県による応急工事が本格化している。沢の上流部で焼損が激しい地域など計29カ所で、受注した地元建設業者が石材を詰めたものや大型土のうを積み、梅雨入り前の6月上旬には完了したい考え。県は応急工事について、下流域にある住宅まで土石流が到達するまでの〝時間確保〟とし、地域住民に引き続き土砂災害へ ...
住田町内で採取した広葉樹の種を育て、再び地域の山林に植樹する「種から山の彩りプロジェクト」(なえうぇる)。町と一般社団法人・邑サポート(奈良朋彦代表理事)、同・モアトゥリーズ(東京都)の3者により令和5年秋にスタートしたプロジェクトは2度目の春を迎え、順調に木々が芽吹いている。26日には地元小学生がよる鉢上げを行い、苗の健やかな成長を育った。(清水辰彦) ...
陸前高田市出身の歌手・千昌夫さんや俳優・村上弘明さんらが出演する「デビュー60周年千昌夫が贈る記念公演」(市建設業協会主催)は25日、高田町の奇跡の一本松ホールで開かれた。気仙町今泉地区の県指定有形文化財「旧吉田家住宅主屋」の復旧記念公演で、鑑賞した地域住民らが千さんの力強い歌唱と軽快なトークから元気を受け取った。 旧吉田家住宅主屋は、享和2(1802)年に建てられ、藩政期における気仙郡の政治拠点 ...
チリ地震津波の発生から65年を迎えた24日、大船渡市大船渡町に鎮座する加茂神社(荒谷貴志宮司)で慰霊祭が行われた。参列した総代らは、津波犠牲者への鎮魂の祈りをささげるとともに、災害の記憶や教訓の風化防止に向けた誓いも新たにした。 チリ地震津波は、昭和35(1960)年5月23日の日本時間午前4時すぎ、南米チリ南部で起きたマグニチュード9・5の超巨大地震を端緒に発生。大津波は丸一日かけて太平洋を進み ...
東日本大震災で全壊し、陸前高田市が復旧した県指定有形文化財「旧吉田家住宅主屋」は、23日に開館した。有志が津波で流出した部材を集め、専門家が知恵を絞り、気仙大工・左官の技能を駆使して、被災部材を生かして歴史的建造物をよみがえらせるという前例のないプロジェクトを完遂させた。市によるハード面の震災復旧事業は同主屋で完了。吉田家当主など関係者が集い、まちの新たな門出を祝った。(高橋 信) ...
養鶏業が盛んな住田町で、「高機能バイオ炭」(宙炭)の実証試験や普及への動きが本格化している。同町で製造された鶏ふんを主原料とするバイオ炭に微生物を付着させて培養した宙炭を圃場に散布し、土壌改良への効果などを検証する試み。実証2年目を迎えた本年度は、宙炭の製造・販売を手がける㈱TOWING(愛知県)が町内に製造プラントを建設。今後、プラントで製造された宙炭を町内の圃場で使用しながら効果を確認し、普及 ...
住田町上有住の観光地・滝観洞の入洞者が23日、昨年4月末の滝観洞観光センターリニューアルオープンから数えて2万人を突破した。昨年11月には1万5000人を達成しており、2年目となる今年も入り込みは好調。さらなるにぎわい創出に向けて、センターを指定管理する住田観光開発㈱(松田栄社長)では、引き続き積極的な情報発信やイベント企画によるPRを図っていく。(清水辰彦) ...