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<第107回全国高校野球選手権大会:未来富山-高川学園>◇11日◇1回戦◇甲子園 未来富山の中込 大捕手(2年)が大会第4号となる2点本塁打を放った。 強烈な先制パンチだ。初回1死一塁から3球目を強振。内角高めの球をうまく腕を折りたたみ、右翼スタンドのポール付近に吸い込まれた。 中込は来年のドラフト候補としても注目されている。その実力を一打席目で証明し、同校の甲子園初得点を記録した。
2018年に創部された未来富山は、全校生徒が25人、そのうち野球部が23人の新鋭である。超高校級左腕・ 江藤 蓮 投手が先発。リードする中込 大捕手(2年)も期待の好捕手で、攻守ともに注目だ。
しかし、1死一、三塁のピンチを招くと 大賀 星輝 外野手(3年)に適時打を打たれ先制点を献上。さらに、1死満塁となり、味方の守備にミスが出て追加点を許した。
東京の武蔵府中シニア出身の中込は野球に専念できる環境だと思い、未来富山に入学。ドラフト候補・ 江藤 蓮 投手(3年)の投げるボールに衝撃を受け、江藤と一緒に練習しながら、レベルアップを果たした。
小学校6年生では広島カープジュニアに選出され、東広島ポニーでも主に投手として活躍。130キロ迫る直球に加え、打者としてもシャープな打撃を見せ、その活躍が認められて見事日本代表の座を掴んだ。
捕球は右手で投げた直後、瞬時にグラブをはめ替えて行う。グラブにはバンドが巻かれ、投球の際には手首をバンドで固定し、しっかりと抱え込めるような工夫がされている。はじめはグラブの入れ替えも上手くできなかったが、キャッチボールを繰り返し無意識にできるレベルまで磨き上げた。
3対3で迎えた8回。先頭打者で打席に入った2年生4番・ 田中 諒 内野手(2年)が内角よりの直球を強振。打球は一直線に左翼席へ突き刺さり、チームの勝利決定づける勝ち越し弾となった。 3回の第2打席では適時打を放っていた。 本間 律輝 ...
この記録は同じ東京を代表する 帝京 と同じ勝利数。ともに東京の高校野球の歴史を作ってきたライバルに肩を並べた。3回戦も突破して、 帝京 を超えるのか。次の試合も楽しみだ。
豊橋中央 は春夏通じて初の甲子園で初陣を勝利で飾ることができなかった。右腕エース・ 高橋 大喜地 投手(3年)は完投したが、3回と8回だけに浴びた長打に泣いた。
さらには3対3の同点で迎えた第2打席、二死満塁のチャンスで打席が回ると走者一掃となる3点適時二塁打で勝ち越しに成功。到着が遅れた応援団の声援を力に変え、センターの頭上を越える値千金の一打を打って見せた。
未来富山は11日、高川学園と対戦。幸先良く先制点を奪ったものの、逆転負けで夏の甲子園初勝利とはならなかった。 富山県勢はこれで2021年から5年連続で夏の甲子園初戦敗退と悔しい結果となった。 しかし、高川学園との一戦では、10安打5点を奪うなど初出場ながら爪痕を残した。再び夏の甲子園に戻り、そのときこそは勝利を手にしてほしい。
札幌東シニアでは3年夏は全国大会ベスト8入り。鳴り物入りで入学した森は1年春の全道大会からベンチ入りした。立島達直部長から西武の平良 ...
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