イランの山岳地帯の衛星画像。地下深くに核施設がある 米中央情報局（CIA）のジョン・ラトクリフ長官は25日、米軍による空爆でイランの核施設が「深刻な損傷」を受け、復旧には数年を要するとの見解を示した。米軍の空爆をめぐっては、ラトクリフ長官とは対照的に ...

米国とイスラエルによるイラン核施設への攻撃について、両国をはじめとする各国が破壊の程度を評価しようとしている。ナタンズとフォルドウのウラン濃縮施設が機能停止に追い込まれたかどうかに加え、いくつかの事実を確認する必要がある。

（ブルームバーグ）： イランの核施設は米軍の空爆で「ひどく損傷した」と、イラン外務省報道官が認めた。ＡＰ通信が報じた。同報道官はこれ以上の詳細を明らかにしなかったという。 イラン側が先週末に受けた核施設への攻撃の被害状況について述べたのは、これが初めて。米国防総省は地下に設置された核開発プログラムの中核部分を空爆が無力化するには至らなかったとの報告をまとめたが、トランプ米大統領はこれを否定した。

イラン核施設３カ所に対し、米軍が実施した空爆について、米国防総省の軍事情報機関は、限定的な打撃しか与えなかったとの初期分析を公表した。ウラン濃縮施設を「完全に破壊した」というトランプ大統領の主張に疑問を投げ掛ける内容だ。

U.S. President Donald Trump said on Wednesday (June 25) that the damage to Iranian nuclear sites from missile strikes over the weekend was severe, though he also acknowledged that the available intell ...