Nuacht

内務省と言えば日本の内政を一手に引き受けた巨大官僚組織で、特別高等警察(特高)や国家神道に関する部局を抱え、「悪の総本山」のイメージも強い。だが、それは一面的な見方だ。講談社現代新書の「内務省」(内務省研究会編)は、戦前日本の官僚機構 ...
漫画が好きだ。そしてホラーも好きだ。折しも季節は夏、ささやかにでも涼を納めるべく、おすすめのホラー漫画を3作ご紹介したい。 まず、8月4日に第1巻が出たてほやほやの「こわいやさん」(カメントツ、集英社)。 かわいい「どうぶつ」たちが暮らす「どうぶつ村 ...
いままで受け取った原稿でいちばん驚愕したのが、吉増剛造さんの詩集『怪物君』。その原稿は、高さ45センチ、幅10メートル以上の壮大な巻物で、ただならぬオーラを放っていた。触れるのもためらわれるその巻物を本のかたちにするために、文字起こしをするのが私の仕 ...
2025年後期のNHK朝の連続ドラマ小説「ばけばけ」の主人公・小泉セツの夫で、21世紀に入ってふたたび注目されはじめている小泉八雲。彼が、ギリシャ、アイルランド、アメリカを経て ...
海の中の悩める中学生・タコジローが、占師ヒトデたちから読書の大切さを教わっていく『さみしい夜のページをめくれ』(ポプラ社)は、古典的な名著から最近のベストセラーまで80冊以上が紹介しています。前作『さみしい夜にはペンを持て』(同)と合 ...
植物を上手に育てる人を緑の指の持ち主と言うけれど、はたしてこの人は何色の指を持っていたのだろう。安房直子の作品に触れるたび、そんな疑問が胸にわく。彼女が遺(のこ)した数々の童話は、頭で考えたというよりも、もともと宙に漂っていた何かを ...
言葉のインフレーションが止まらない。SNSのタイムラインを流れ落ちる無数のテキスト、YouTubeの配信、切り抜き、LLM(大規模言語モデル)によって際限なく読まれ加工され生成されるn次情報。言葉はかつてなく大量に遍在し、消費され、自 ...
うれしい復刊だ。15年前に48歳で急死した北森鴻(こう)の「屋上物語」が創元推理文庫で出た。デパートの屋上を舞台に、うどんスタンドを切り盛りする「さくら婆ァ」が謎解きをする全8編のミステリー。短編の名手と言われた北森だけあって、一編一 ...
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額賀澪さんが手がける児童書『読書感想文が終わらない!』は、中学生のフミちゃんが5人の小学生たちに読書感想文の書き方を指南するというストーリー。夏休み、読書感想文の宿題に苦戦する子どもたちの救世主となりうる一冊です。額賀さんに本作誕生の ...
2021年に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんの元秘書、瀬尾まなほさん(37)が新刊「寂聴先生が残してくれたもの」(二見書房)を出した。寂聴さんの死後、初めて全文を書き下ろしたエッセーだ。寂聴さんの教えや名言のほか、自身の育児体験もつづ ...
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